(一社)日本造園建設業協会全国事務局長会議開催

 

平成28年7月28日、都市計画協会3階会議室で開催された(一社)日本造園建設業協会全国事務局長会議に出席したので、概要を報告します。

【藤巻会長挨拶】

6月22日に開催された通常総会で引き続き会長を務めることになったのでよろしく。熊本地震で被災された方々にお見舞いと一日も早い復興を祈念している。日造協としても会員のために義援金を各支部からいただき感謝している。

造園業の経営環境は依然として厳しいものがあるが、協会の要望活動等により労務単価の改善、公共事業の予算確保など成果は出ている。しかしながら、先行きの見通しは若手技術者の不足など暗い。担い手育成のためのアクションプランの確実な実行に努めたい。明るい話として、昨年度は久しぶりに会員が23社増えた。今後も継続していきたい。

 

【概要】

(総務委員会関連)

・災害時の被災状況報告及び災害見舞金支給規定を制定した。

・日造協支部事務局サイトによる情報共有を進めたい。

 

(技術委員会関連)

・造園用胴ベルト型安全帯の開発状況は試作品ができ強度試験が終わったので、労働局に確認してもらっている。

・みどりの発生材のリサイクルガイドラインを改訂した。

 

(事業委員会関連)

・国土交通省関東地方整備局長と関東の(一社)日造協各県支部と防災協定を締結した。これまで、栃木県支部がなかったので結べなかったが、昨年栃木県が復活したので締結できた。東日本大地震以降、国交省は災害救援について間口を広くしたい意向。

・全国造園フェスティバルについて都市公園法施行60周年にあたるため、全都道府県で開催を目指す。

→静岡県では既存の緑化相談、園芸市に冠をつければいいかもしれない。

開催すれば、CPDのポイントがもらえる。

・総支部・支部活動費助成の申請期日が来ているが、未提出の支部が多いので内容は決まっていなくても良いから申請書を提出してほしい。

 

(資格制度委員会関連)

・造園CPDの申請は1か月前までにすること。

 

(造園領域発展戦略委員会関連)

・地域リーダーを活用して、会員拡大に努めてほしい。

・女性活動の推進については引き続きやっていく。

 

(国際委員会関連)

・トルコでのアンタルヤ国際園芸博への団体視察については、クーデターが発生し、3か月間の非常事態宣言がされたため、取りやめる。個人的に視察することについてはお手伝いしたい。

 

(各総支部、支部からの要望)

・北海道:街路樹剪定士の試験について本部のHPの更新が遅い。

協会PR用のDVDの内容が古くて使えない。

・東北:東日本大震災復興祈念公園については日造協会員が受注できるように要望。

・神奈川県・全国都市緑化横浜フェア(2017.3.25~6.4)に参加してほしい。

・長野県:造園フェスティバル、デザインコンクール等の開催については本部から予算的な支援をお願いしたい。長野県は広いので旅費がかさむ。

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